北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの弟の哲也さんが拉致問題について中学生らに向け講演を行い、「拉致問題を伝えていってほしい」などと呼びかけました。

東京・立川市の中学校で開かれた横田哲也さんの講演会には、めぐみさんが拉致された当時と同じ中学1年生の生徒およそ200人が参加しました。

めぐみさんの弟・横田哲也さん（56）「（拉致事件は）過去にあったことだが終わった話ではなく現在進行形の事案。それ（拉致問題）を伝承していかなければ、伝えていかなければならない。子供たちが大人になったらその下の代につなげてほしい」

哲也さんはこのように語り、「拉致被害者が助けてと叫んでいる。私たちは絶対に見捨ててはならない」と中学生たちに拉致問題の解決のため理解を呼びかけました。