北朝鮮拉致問題、中学生対象のイベント開かれる めぐみさんの弟「自分のこととして考えて」
北朝鮮による拉致問題について、若い世代にも理解を深めてもらおうと、中学生を対象にしたイベントが開かれ、横田めぐみさんの弟・拓也さんが「自分のこととして考えて」などと訴えました。
このイベントは政府が開催したもので、全国各地から67人の中学生が参加しました。
拉致被害者家族会・横田拓也代表(55)
「姉・めぐみはいつも明るくて楽しくて、朗らかで友達の間でも人気者でした。この拉致事件がなければ、いろんな明るい将来があったんじゃないかといつも思います。(北朝鮮の)一方的な暴力によって、めぐみの夢はなくなってしまったのです」
家族会の横田拓也代表は、姉・めぐみさんが拉致された当時と同じ世代の中学生たちを前に、「誰かの話ではなく、自分のこととして考えてほしい」と語りました。また、「“忘れずに解決するんだ”という声を集めることがとても大事」などと、一人でも多くの人に拉致問題について伝えてほしいと呼びかけました。