アメリカを訪問中の拉致被害者の家族らが政府高官らに面会し、解決に向けた協力を求めました。家族会の横田拓也代表は、関係者らの「心に響いた」などと成果を強調しました。

拉致被害者家族会の横田拓也代表や、田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さんらは、アメリカの首都・ワシントンで、拉致問題解決に向けた協力を求めるため、国務省などの政府高官や上下両院の議員らと相次いで面会しました。

横田拓也代表「高齢化している親世代に時間がないと伝えるために母の写真を持って、どうしても会わせてあげたいんだと（伝えた）」

家族会は、拉致被害者の親世代が存命のうちに全被害者の一括帰国が実現するならば、北朝鮮に対する「独自制裁の解除」に反対しないなどとする新たな方針を今年2月に発表していますが、面会した関係者らから、反対の声は出なかったということです。