台風6号 被害拡大…約14万戸で停電続く 那覇空港は3日ぶり運航再開で大混雑
沖縄を暴風域に巻き込んだ大型で非常に強い台風6号は東シナ海で動きが遅くなっています。停電が続き市民生活への被害が深刻な一方、一部の空の便が再開しました。沖縄から中継です。
那覇空港のターミナルビルに来ています。3日は台風の雨風も弱まり、3日ぶりに飛行機が運航再開となりました。
飛行機の欠航が続き、沖縄に足止めされた観光客の方たちなどがカウンターに長い列を作ってます。観光客にお話をうかがいますと「もうこの列に4時間以上、立ちっぱなしで並んでいるが、今日の便は取るのが難しいので、せめて台風が近づいてくるあしたまでには帰りたい」と話していました。
一方、台風の被害は拡大しています。警察によりますと、1日夜、うるま市の民家で火災があり、89歳の女性が死亡しました。消防によりますと当時、停電していたため、ろうそくを使っていたということです。
これで台風6号に関連した死者は2人となり、ほかに41人が重軽傷を負っています。
また一時、最大で22万戸近くにのぼった停電ですが、復旧作業が進められています。しかし午後3時現在、県内の5分の1を超えるおよそ14万戸で停電が続いています。
沖縄電力は5日までには大方の復旧を終えたいとしています。