沖縄県那覇市の市有地の所有権を巡り、不動産業者から賄賂を受け取ったとして、警察は、那覇市議会の前議長を収賄の疑いで逮捕しました。

この問題は2021年2月、那覇市議会の前議長の久高友弘容疑者が市議会の議長室で、当時、不動産会社代表だった男性から、市有地の所有権を巡る市との交渉への支援を依頼され、知人女性と連名で、現金5000万円を受け取ったとされるものです。

今年3月に問題が発覚した当初、久高容疑者は、現金はすべて知人女性が持ち帰ったと釈明する一方、議長職を辞任、10月には議員辞職しました。

警察は、市有地を巡る交渉で久高容疑者が業者に有利となるよう活動する見返りに現金の一部を受け取ったとみて、15日午前、久高容疑者を収賄の疑いで逮捕しました。

ほかに贈賄側など数人を逮捕する方針です。