天皇皇后両陛下は、17日から1週間の日程でインドネシアを訪問されます。国際親善を目的とした外国訪問は即位後初めてで、長く療養が続く皇后さまとお二人で訪問されるのは21年ぶりとなります。

17日午前、両陛下が羽田空港に姿を見せられました。空港では秋篠宮ご夫妻や岸田首相夫妻らの見送りを受けられています。

両陛下のインドネシアへの訪問は1週間の日程で、首都ジャカルタでジョコ大統領夫妻との面会や、独立戦争を戦った兵士が埋葬されているカリバタ英雄墓地への供花などのほか、陛下お一人で古都ジョグジャカルタのボルブドゥール寺院への視察も予定されています。

陛下は15日の記者会見で、長きにわたる両国の「交流の歴史に思いをはせたい」と述べ、今回の訪問を契機として、「若い世代の交流がより活発になること」を期待されました。

日本の経済協力で完成した都市高速鉄道の車両基地や陛下のライフワークである水の問題に関しての視察、日本語を学ぶ学生や日本とゆかりのあるインドネシアの人たちとの交流も予定されています。

両陛下が国際親善を目的とする外国訪問にお二人そろってのぞまれるのは、2002年以来21年ぶりとなります。23日に帰国される予定です。