塩味が強くなる…“電気で味覚を変化” 「イグ・ノーベル賞」日本人研究者が17年連続で受賞
「イグ・ノーベル賞」を17年連続で日本の研究者が受賞しました。
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日本時間の15日に発表されたのは――
「イグ・ノーベル栄養学賞を受賞したのは、日本の2人です」
「イグ・ノーベル賞」は人々を笑わせ、考えさせる業績に贈られます。明治大学の宮下芳明教授と東京大学の中村裕美特任准教授が栄養学賞を受賞しました。日本人の受賞は17年連続になります。
その受賞した研究が、「電気が流れる箸」です。食器に流した電気で舌を刺激し、味覚を変化させることができるというものです。
明治大学 宮下芳明教授
「食品の塩味を増すことができることを実証し、健康に寄与する可能性があることを発見しました」
現在は、少ない塩分でも塩辛さを強く感じることができる食器の開発に応用され、商品化も決まっているといいます。さらに…
明治大学 宮下芳明教授
「甘みを制御することができればダイエットになる。お酒をいくら飲んでも大丈夫とか、常に胃から下は健康を維持する技術の開発は、まだまだこれから進められると思ってる」
受賞者には、お金としての価値がない10兆ジンバブエドル札などが贈られたということです。