一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」が今月から一部で始まるのを前に、大阪府の吉村知事は現在の仕組みでは不十分だとし柔軟な対応を国に求めました。

今月から一部で始まる「ライドシェア」は、タクシー会社の運行管理のもと地域や時間帯を限定して行われるものです。

この制度について、5日に行われた全国知事会と国土交通省との意見交換会で、来年、万博の開催を控える大阪府の吉村知事は運行できる時間を限定しないなど、より柔軟な対応を求めました。

大阪府・吉村知事「今のライドシェアでは不十分なので、万博の期間中は自由な移動を確保するためにも、タクシーもライドシェアもある社会を認めてもらいたい」

政府はタクシー会社以外が運用する「ライドシェア」の解禁については、6月をめどに結論を出す方針ですが、全国知事会はドライバーや利用者の安全が確保されるような制度設計をするよう要望しました。