中高生ら司法の世界を学ぶ模擬裁判を体験
夏休み中の中高生らが本番さながらの模擬裁判を通じて司法の世界を学ぶイベントが行われました。
弁護士役
「したがって殺人未遂罪は成立しません。傷害罪の成立にとどまります」
検事役
「以上、諸般の事情を考慮し相当法条を適用のうえ、被告人を懲役6年に処するのを相当と思料します」
5日、夏休みの中高生を対象に行われていたのは、「刑事司法探究プログラム」です。
参加者たちは裁判官、検察官、弁護人の3役に別れ、現役の裁判官が務める裁判長のもと、本番さながらの模擬裁判を体験しました。
プログラム立ち上げの背景には、司法試験の出願者数が減少傾向にあることだといいます。
司法教育支援協会代表 熊田彰英弁護士
「まずはこういった裁判とか司法の世界を見てもらって関心をさらに持ってもらって、(司法を目指す)きっかけ作りになればなと思っています」
今年のイベントの参加者数は昨年の1.5倍の延べ170人だということです。
担当者は「こうした場をもっと拡げていくことが大事」としています。