年金支給に使われる公的年金の積立金の2022年度の運用実績が約3兆円の増加となったことがわかりました。

GPIF＝年金積立金管理運用独立行政法人は公的年金の余剰金を集めた「積立金」を運用しています。

GPIFによりますと、年金積立金の2022年度の運用実績は収益率で1.5パーセントのプラス、収益額は2兆9536億円増えたと発表しました。

国内外の株式の動きや円安の影響で最終的な収益がプラスになったとしていて3年連続の黒字となりました。

今年3月末時点での積立金は200兆1328億円となり、初めて200兆円を超えました。

宮園雅敬理事長は「短期的な数字に一喜一憂することなく長期的に収益を積み上げられるように努力をしてまいりたい」と話しました。