「全国学力テスト」結果公表 中学理科の正答率が最低
今年の「全国学力テスト」の結果が公表されました。
「全国学力テスト」は、全国の小学6年生と中学3年生を対象に、国語、算数・数学、理科のテストが実施されました。理科のテストは学習指導要領が改訂されてから初めてとなります。
中学生の理科は、平均正答率が49.7%で、3科目の中で正答率が最も低い結果となりました。特に他者の考え方の妥当性や実験の計画が適正か検討したり、改善したりすることに課題がみられたということです。
文部科学省は、理科の平均正答率と観察・実験の授業が減少したこととの相関はみられないとしつつも、今後、実験などの活動を充実させてほしいとしています。
また、アンケートでは小中学生ともに、平日にSNSや動画視聴を1時間以上行うと答えた割合が半数を超え、SNSの利用時間が長いほど平均正答率が低い傾向がみられたということです。