“閉鎖”の納骨堂が突如“施錠” 代表とも連絡とれず 中に遺骨が残ったままで…
経営悪化により突如、閉鎖される見通しとなっている札幌市の納骨堂。25日からカギがかけられ、利用者が中に入ることができなくなり、宗教法人の代表とも連絡がとれなくなっています。建物の中には、まだ遺骨が残ったままになっています。
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利用者
「開かないですね。(遺骨が)中にまだありますので、このままだと強制執行まで開かないとなると持ち出しもできないですし、すごく困るんですよね」
利用者から不安の声が上がるのは、札幌市の宗教法人「白鳳寺」が運営する納骨堂「御霊堂元町」です。経営悪化により閉鎖に追い込まれ、土地と建物の強制引き渡しの期日が来月21日に迫っています。
建物の中にはまだ遺骨が残っていますが、25日からカギがかけられ、利用者が中に入れない状態になってしまっていました。利用者への説明はなく、白鳳寺の代表の姿も見えません。記者が代表に電話をかけましたが、電話はつながりませんでした。
21日に、利用者が代表に説明を求めて開かれた話し合いでは…
利用者
「11月20日まで(引き渡しの)延長はしたけれども、その間に何かまたすったもんだで閉められる可能性があるってことですか?」
代表
「それはありません」
代表は利用者に対し遺骨の引き取りを求めていて、“建物の中に入れなくなる可能性はない”と説明していました。
指導を行う札幌市も、連絡がつかない状況が続いているといいます。
なぜカギがかけられたのか、大切な遺骨はどうなってしまうのか。利用者の不信感は募るばかりです。