イチョウの大木“黄色く” 穏やかな表情浮かべる「銀杏観音」 樹齢450年以上 若狭町安賀里・諦應寺
木の幹に彫られた銀杏観音=19日午前9時ごろ、若狭町安賀里の諦應寺
若狭町内の寺院で「銀杏(いちょう)観音」として親しまれているイチョウの大木が、例年より1週間遅く見ごろを迎えています。
■観光客
「表情、全然違うね。きれい。ほんときれい」
若狭町安賀里の諦應寺では、山門近くのイチョウの大木が見ごろを迎えています。樹齢は450年以上、幹回りは4メートル以上で、幹に穏やかな顔立ちの十一面観音像が彫られていて「銀杏観音」として親しまれています。
寺によりますと、江戸時代の末期に地区で災いや疫病が相次いだことから、30代目の住職が人々を救おうと彫ったと伝えられています。
■観光客
「初めて伺ったけど、本当に優しいお顔で、いつどなたがどんな風にして彫られたのか分からないですけど、すごくいい感じです」
今年は暑さが長引いた影響で、色づきが例年より1週間ほど遅れていて、見ごろは今週いっぱい続くということです。
最終更新日:2024年11月19日 18:39