北陸新幹線の敦賀から西の延伸を巡って、石川県の馳知事が米原ルートを含めた再検討に言及したことについて、杉本知事は着工に向けた課題の解決へ「叱咤激励」との見方を示しました。

石川県の馳知事は12日の県議会で、米原ルートの再検討を求める県議会などの決議案と足並みをそろえる考えを示しました。

■杉本達治知事
「政府与党に対して、この状況をしっかり前に進めて解決しないといけないと叱咤激励の意味が強いと思っている」

杉本知事は18日の定例会見でこのように述べ、馳知事の発言の真意を推し量りました。また、一連の発言の後に馳知事と電話で話したことを明かしました。

■杉本達治知事
「小浜－京都ルートで一日も早く大阪への全線開業、一緒にやりましょうねと言って、その電話の後も外で馳知事は乗り換えなく一日も早く大阪までの全線開業が必要だと言ってもらっている。そこは変わらないので、心は気持ちは通じている」

延伸の不透明感からそろわない沿線の足並み。なお、国土交通省などは3月25日に京都の自治体を対象に説明会を開き、小浜－京都ルートでの着工に理解を求めることにしています。