大雪で倒れた足羽河原の桜から“新たな芽” 災害復興のシンボルとして福井神社に移植 樹高は5~6メートルに成長
13年前の記録的な大雪で倒れた足羽河原の桜の木の切り株から新たな芽が出て、災害復興のシンボルとして、福井市中心部の神社に移植されました。
福井神社の入り口に移植された桜の木。もともとは足羽河原に植えられていましたが、2011年の記録的な大雪で倒れ、その後は切り株として保存されていました。しかし、翌年には新たな芽が出て花を咲かせ、今では5~6メートルの高さまで成長しました。
この奇跡の桜を災害を乗り越えたシンボルとして後世に伝えようと、福井商工会議所青年部とOBのメンバーがこの場所に移植しました。
■福井商工会議所 あじさい会 清川卓二会長
「(樹齢)70年を超え、一度朽ちてしまった桜の木が、幹の横から出てくるというのは、まさに福井市のフェニックスの力が込められていると思っている」
なお、福井商工会議所青年部では、今年度も市民のシンボルである足羽川の桜並木50本をせん定する予定です。