敦賀駅東側に「やまなみ口」整備 北陸道・国道8号へのアクセス◎ 一方で東西の通り抜けは不可
新幹線のターミナル・敦賀駅にはこれまでの西の出入り口に加え、新たに東側の「やまなみ口」ができます。北陸道や国道8号に近く、120台が使える駐車スペースを設けるなど利便性は高まる一方、東西の通行は直接できず注意が必要です。(2月28日)
■髙島隆平記者リポート
「敦賀駅東口通称やまなみ口です。現在着々と工事が進められています」
新幹線開業で新たに設ける駅東側の「やまなみ口」。三方五湖エリアへの周遊ルートとなる「ゴコイチバス」や、小浜から西へ向かう「若狭メモリ―ライナー」など新たな観光の足もここから出発します。北陸道の敦賀インターにも近く、国道8号のバイパスから駅に直結する道路の整備も進み、嶺南各地の新たな玄関口として利便性は高まります。
これまでの玄関口・西口は新たに通称「まちなみ口」となりますが、新幹線開業後も路線バスが発着し、氣比神宮や金ヶ崎緑地など敦賀の観光の出発点となります。
一方で、「やまなみ口」と「まちなみ口」2つの出入り口を結ぶ通路は、設けられていません。東西を通り抜けるには入場券が必要で、移動は簡単ではありません。
東西を結ぶ最短のルートは、車で駅舎の南側を走るアンダーパスですが、通行には5分程かかる上、歩いて通れません。敦賀市では、開業日の来月16日から8月末までの間、駅の東西を結ぶ無料連絡バスを運行しニーズを調査しながら連絡手段を確保することにしています。
◇午後3時ごろ・敦賀駅東口