「ふくいMaaS」利用が想定下回る 新たな企画切符で需要開拓へ
嶺北の公共交通機関のお得なフリー切符をスマートフォンで一元的に購入できる「ふくいMaaS」は、夏休みに向けてフリー切符の種類を増やすなどして利用促進を図る方針です。
「ふくいMaaS」はスマートフォンの「ふくアプリ」上で、電車やバスなどのデジタルフリー切符が購入できる仕組みで、新幹線開業に合わせて導入されました。
10日に 嶺北の市町や交通事業者が参加した協議会で利用実績が報告され、開業日の3月16日から5月末までのデジタル企画切符の販売枚数はあわせて342枚と、想定を下回りました。
事務局では周知が十分でなかったことや、利用するさいには「ふくアプリ」のダウンロードが必要になるため、旅行客に浸透しにくかったことを理由にあげています。
協議会では、夏休みに向けトレタスで開催中の「ゴッホ展」とバスのフリー切符を組み合わせた企画切符や、サンドームでのコンサートに合わせて福井鉄道の運賃が割引になる切符などを新たに販売して、利用促進を図りたいとしています。