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【詳報】新観光列車はなあかり 10月運行開始、敦賀~城崎温泉を結ぶ 高級感あふれる車内 伝統工芸品が飾られ、まるで美術館

2024年9月3日 19:26
【詳報】新観光列車はなあかり 10月運行開始、敦賀~城崎温泉を結ぶ 高級感あふれる車内 伝統工芸品が飾られ、まるで美術館
観光列車はなあかり

北陸3県への誘客を図るJRグループによる大型観光キャンペーンが10月からスタートします。目玉のひとつが、新たな観光列車「はなあかり」。高級感あふれる車内を一足早く取材してきました。

■リポート 坂本優太キャスター
「10月デビューの観光列車はなあかり。北陸の福井の観光に希望をともす高級感漂う光です」

先月29日、京都市内で落成式が行われ、報道陣にお披露目されたJR西日本の新たな観光列車「はなあかり」。

北陸デスティネーションキャンペーンに合わせて、10月5日から12月22日まで土日限定で、敦賀駅を起点に京都・天橋立などを経由して、兵庫県の城崎温泉までをゆっくり5時間かけて結びます。

■リポート 坂本優太キャスター
「どんな世界が広がっているんですかね。まずはグリーン車、失礼します。広い!ホテルのような高級感。足元もじゅうたんですよ。これは良い旅できそう」

列車は「グリーン車」2両と、さらにグレードの高い「スーペリアグリーン車」1両の、合わせて3両で運行され、定員はわずか54人。「スーペリアグリーン車」は籠をイメージした半個室となっています。

■リポート 坂本優太キャスター
「ひとつの座席が広い。大人1~2人座れるくらいの広さがあります」

また、高級感あふれる車内には、沿線各地の伝統工芸品が飾られ、まるで美術館のようです。

■リポート 坂本優太キャスター
「車内にはいたる所に花のモチーフが散りばめられています。そしてアレンジメントですが、越前和紙が使われています。観光列車はなあかり、その象徴として越前和紙が使われています」

「はなあかり」のコンセプトは「地域の華を列車に集めて、乗客と地域の縁を結ぶ」。「小鯛のささ漬け」や「若狭かれい」など、若狭の食材を集めた豪華な弁当を販売する他、停車時間が長い美浜駅では、駅前の道の駅で沿線の特産品もアピールします。

また、沿線の観光協会も列車の運行に合わせてさまざまなキャンペーンを展開。おおい町では、若狭本郷駅の停車時に、駅に隣接する「情報交差点ぽーたる」へ立ち寄った人に、硬券を模した日付け入りの記念証をプレゼントします。

■おおい町観光協会の担当者
「おおい町は敦賀まで電車だと1時間半かかってしまうので、少しでも認知度を上げて、お越しいただけるようになってほしい。たくさんのお客さんに来てもらえること、楽しみにしている」

「はなあかり」は、城崎温泉へ向かう下りが土曜日に、敦賀へ戻る上りは日曜日に、それぞれ1本ずつ運行されることになっていて、きっぷは9月5日から全国の駅のみどりの窓口などで販売開始となります。

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