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2つの観光列車に特別クルーズ 北陸3県タッグ「デスティネーションキャンペーン」10月スタート 

2024年8月22日 17:54
2つの観光列車に特別クルーズ 北陸3県タッグ「デスティネーションキャンペーン」10月スタート 
北陸デスティネーションキャンペーンの発表会(22日金沢市)

テーマは「日本の美は、北陸にあり」。北陸3県とJRが観光客誘致に取り組む「デスティネーションキャンペーン」が10月にスタートします。県内には2つの観光列車が登場するほか、キャンペーン限定の観光企画などで観光客をもてなします。

「北陸デスティネーションキャンペーン」は北陸3県の自治体とJRグループが展開する大型の観光キャンペーンです。

石川県 馳浩 知事
「1人でも多くの人に北陸ファンとなってもらえるように、関係者一丸となって取り組む」

キャンペーン期間中には2つの観光列車が登場します。敦賀から兵庫県の城崎温泉までを結ぶ「はなあかり」は10月5日から運行されるほか、12日から14日の3日間には、北陸3県の並行在来線が連携して、あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」を石川・福井でも運行します。

また小浜市の蘇洞門めぐりには、通常より運行時間の長い特別クルーズが登場するほか、南越前町河野地区にある国の重要文化財中村家住宅の特別公開も予定されています。

この「デスティネーションキャンペーン」は福井ではこれまで3回開催されていて、直近では新幹線金沢開業にあわせて2015年に北陸3県合同で開かれました。

県によりますと、前回のキャンペーンでは3ヶ月で700万人を超える人が福井を訪れ、観光客の入り込み数は前の年に比べて14%増えたということで、新幹線が県内開業した今回はそれを上回るとみています。

県ではこのキャンペーンに向けて、旅行会社を招いて県内の観光地の魅力を伝える会議を開くなど、PRを強化してきました。

福井県交流文化部 西川聡部長
「(前回は)新幹線が来ていなくて14%だから、相当の客に来てもらえると思っている これを逃したら受け入れ側も損だという意識をもって精一杯もてなしたい」

このキャンペーンにあわせてJRでは、新幹線の東京・福井間を片道7800円で購入出来る早割切符や、JR西日本のポイントで購入できる北陸エリアの新幹線乗り放題周遊きっぷなどを期間限定で販売します。

開業から半年を迎える福井にとって大きな誘客のチャンスとなる「北陸デスティネーションキャンペーン」は、10月1日から12月31日まで開かれます。

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