巨大な岩と衝突し列車脱線 えちぜん鉄道・勝山永平寺線 車体は前方から側面にかけて損傷 運転士が軽いけが
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列車とぶつかった巨岩=2日午前9時ごろ、勝山市遅羽町比島
えちぜん鉄道・勝山永平寺線で、線路に落ちていた巨大な岩と列車が衝突し、脱線しました。
■リポート 石畝健記者
「列車は奥にある岩にぶつかり大きく脱線し、倒れるように止まっています」
事故があったのは、えちぜん鉄道・勝山永平寺線、比島駅付近の線路上です。
えちぜん鉄道などによりますと、2日午前5時半ごろ、勝山駅発福井駅行きの始発列車が、線路上に落ちていた岩と衝突したということです。岩は直径2メートルほどあり、2両編成の先頭車両が脱線し、動けなくなりました。
列車には運転士1人と乗客2人が乗っていて、このうち運転士が膝を打つなどして軽いけがをしたということです。
事故を受けて、国の運輸安全員会は2日夕方、鉄道事故調査官を現地に派遣し、原因などを詳しく調べることにしています。
なお、この事故の影響で、勝山永平寺線は2日午後3時現在、山王駅と勝山駅の間で運転を見合わせていて、復旧のめどは立っていません。
最終更新日:2025年3月2日 15:06