外国人の人気急上昇「勝山市」 訪日観光客、前年同時期比で全国2位の伸び 県立恐竜博物館や清大寺に多く滞在 ナビタイムジャパン調査
ナビゲーションアプリを手がける東京の企業が今年春、訪日外国人が訪れる人気上昇エリアを調査したところ、福井県勝山市が全国2番目の伸びとなりました。
東京都港区のナビタイムジャパンは、訪日外国人向けのナビゲーションアプリ「ジャパン・トラベル・バイ・ナビタイム」を運用していて、今年3月から5月までの外国人観光客の滞在エリアを去年の同時期と比較しました。
それによりますと、勝山市が去年の24倍もの伸びを見せ、全国ランキングで2位に入りました。滞在エリアを細かく見ると、県立恐竜博物館や大師山清大寺での滞在が多かったことも分かりました。
同社では、県立恐竜博物館は世界三大恐竜博物館の一つとして知られ、去年7月にリニューアルしたことが影響したのでないかと分析しています。また、大師山清大寺は日本一の大きさといわれる越前大仏をはじめ、1280体あまりの仏像が壁に安置され、五重塔を含め、日本特有の風景として外国人旅行者の注目を集めたと考えられるとしています。
なお、伸び率の全国トップは神奈川県南足柄市で、去年の32倍の伸びとなり、3月中に開花する早咲きの桜が人気を集めたとみられています。