高級珍味「越前汐雲丹」 ウニの殻割り身を取り出す 漁協が加工作業に追われる 福井市・越廼地区
直径3センチほどのバフンウニ=23日午前9時ごろ、福井市茱崎漁港
福井市の越廼地区で、養殖のバフンウニの加工作業が始まりました。「越前汐雲丹(しおうに)」のブランドで、高級珍味として県内外に出荷します。
越廼漁協では、漁師の所得向上などを目指して、10年前からバフンウニの養殖に取り組んでいます。23日は直径3センチほどに育ったバフンウニの殻を割り、筆で丁寧に身を取り出すなど、塩うにの加工作業に追われていました。
■越廼漁業協同組合 川端元昭組合長
「海水温も今まではないぐらいに上がって心配したけど、思った通りぐらいの出来にはなった。みんなに食べてもらって(越廼)の味を分かってほしい」
今年は、去年よりおよそ2000個多い、6000個を加工する予定だということです。