粘りと甘みに農家も太鼓判 特産「ジネンジョ」初掘り おおい町名田庄地区 専用パイプで半年かけ育てる
おおい町名田庄地区では14日、特産のジネンジョが初掘りを迎えました。今年は夏場の猛暑と雨不足で発育が心配されましたが、初堀りではほとんど影響はなく、不作だった昨年と比べて、1.5トン多い5トンの収穫を見込んでいます。(11月14日)
同町では名田庄地区と大飯地区で、生産組合のメンバー33人が特産のジネンジョを栽培しています。
赤土を入れた専用のパイプで、半年かけて育ててきた長さ60センチから1.2メートルのジネンジョを掘り出しました。掘り出した農家の1人は、「これええ芋。最高。ええのできた」と笑顔を見せていました。
名田庄自然薯生産組合の奥幸治郎組合長は、「味はいつもの粘りと糖度のあるいいものが出来たんじゃないかなという感じでいる」と出来栄えに太鼓判を押します。
同町のジネンジョはお歳暮用に人気で、11月下旬から全国に発送される他、11月19日には恒例のじねんじょ祭りで割安で販売されます。収穫は年末まで続きます。