運転再開へ検証作業進む 永平寺町の自動運転車両 AIがさまざまな画像を学習中 今年10月に無人の自転車と接触
検証作業について説明する産総研の職員=12日午後3時、永平寺町
永平寺町で自動運転車両が道路脇に止めてあった自転車に接触した事故で、運転再開に向けた検証作業が始まっています。車両のカメラが無人の自転車を認識できなかったことが事故の原因で、カメラの認識性能の向上やブレーキ機能を改良することにしています。(12月12日)
検証作業は6日から始まり、カメラが無人の自転車を認識するよう、道路上のさまざまな場所で角度を変えて写真を撮影し、AIに学習させる作業が進められています。画像の収集は今週いっぱい続けられ、カメラが障害物を認識していなくてもセンサーが検知すれば、自動ブレーキが作動するような改良も加えられます。
事故は今年10月29日に発生したもので、乗客4人にけがはありませんでした。町は安全性を確認した上で、来年3月の早い時期に運行を再開したいとしています。