寒波が過ぎ去って一気に暖かくなった県内。この急激な気温の変化は花粉の飛び方にも変化を与えそうです。一言でいうと「ドバっと」。今まで花粉症にかかったことのない人も注意が必要です。

■キャスター
「足元には雪がたくさん残っているが、見上げるとスギの木はオレンジがかっている 雄花の数もずいぶん多いように感じる まもなく大量飛散が始まりそう」

県と福井大学では、県内6か所の観測地点で、今年もスギとヒノキの花粉の観測を始めています。

坂井市では先週飛散が確認されていて、まもなく本格飛散が始まるとみられます。

2度にわたって寒波が長く居座った今年の冬。花粉の飛び方にも違いが出そうです。

■福井大学医学部耳鼻咽喉科 坂下雅文講師
「寒波で飛び始めがかなり抑えられていたので、暖かくなると一気にドバっと飛ぶ可能性がある」

飛散量が一気に増えると花粉症の症状が急に重くなるおそれもありこれまで症状のなかった人も注意が必要です。

■坂下雅文講師
「花粉が多いと花粉症になっていない人が新たに花粉症になることがある 花粉症になっていない人も、外にいるときは、マスクとメガネの装着を強調したい」

3月1日の県内は晴れて、気温が上がる見込みで、日中の予想最高気温は福井で15度、敦賀で17度と春のような暖かさとなりそうです。

花粉症に悩む人は外出の際は十分な対策が必要です。