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福井市の小寺副市長を書類送検 地方公務員法違反の疑い 介護福祉事業めぐり市職員OBに情報漏らす

2024年10月4日 19:21
福井市の小寺副市長を書類送検 地方公務員法違反の疑い 介護福祉事業めぐり市職員OBに情報漏らす
福井市の小寺副市長を書類送検 地方公務員法違反の疑い(4日福井市役所)

福井市の小寺副市長が介護事業者の公募に関する情報を市職員OBに漏らしていたとして4日、地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。

地方公務員法違反の疑いで書類送検されたのは福井市の小寺正樹副市長(59)です。

捜査関係者によりますと、小寺副市長は、市の福祉部長だった2年前、認知症の介護福祉事業をめぐって、市職員OBで市内の社会福祉法人職員の求めに応じて、公募に申し込んできたほかの事業者の情報を漏らした疑いが持たれています。

警察の調べに対して小寺副市長は、「OBからの依頼を断ることができなかった」と容疑を認めていて、県警は情報を漏らすようそそのかした社会福祉法人の職員もあわせて書類送検しました。

小寺正樹副市長
「市民の皆さんに心配とお騒がせをしていることは大変申し訳ない」

ところで問題の公募には6つの事業者から申し込みがあり、市職員OBが勤務する法人が選ばれましたが、捜査関係者によりますと、小寺副市長は公募に必要な書類の添削までしていたことがわかりました。

小寺正樹副市長
「これまで個人であるとか、事業所である団体に、何かしらそこに偏った利益を誘導するような仕事の仕方はしてきたつもりはない」

小寺副市長は今後も公務を続けていくとしています。

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