ナシの枝のせん定 実の付き決める重要な作業 坂井北部丘陵地 良質な枝は接ぎ木用に輸出
あわら市から坂井市三国町にかけて広がる坂井北部丘陵地では、良質なナシを作るためのせん定作業が始まっています。切り落とした枝のうち、花芽の付いた良質なものは接ぎ木用として需要があり、県外の業者を通じて台湾に輸出されます。(12月6日)
冬の晴れ間が広がった6日は、あわら市内で農家の人たちが長く伸びた枝の中から残す枝を選んで、余分なものをのこぎりなどで切り落としていきました。残した枝はナシの木に張り巡らせた番線の棚にくくりつけられました。
せん定作業は初冬から真冬にかけて行われていて、翌年以降のナシの出来具合が決まると言われるほど重要なものとなっています。