学校の体育館に回転ずしのレーンが登場 フードロス削減や未利用魚活用について学ぶ
体育館に登場したのは回転寿司のレーン。小浜市の小学校で22日、大手回転寿司チェーンが授業を行ない、児童たちはフードロスや漁業が抱える課題について考えていました。
小浜小学校で授業をしたのは大手回転寿司チェーンのくら寿司です。
5、6年生の児童たちは、寿司を作る役と食べる役に分かれてゲームに挑戦し、作りすぎると食べられない寿司が出てフードロスにつながることを体感しました。
またシイラやニザダイといった、あまり食べられていない魚を積極的に活用して漁業を支えたり、身だけでなく骨やアラなど1匹まるまる使い切ったりするなど、寿司チェーンが取り組んでいるSDGsの取り組みにも理解を深めました。
■5年生
「店に行ったら食べられる量を考えながら食べたりしたいと思う」
「低利用魚も、調理や配送を早くして、処理をすればおいしく食べれる どんな魚を獲ってもおいしく食べられることが漁師の願いだとわかった」
「自分のまちも地産地消をどんどん増やして、食品ロスが減ったらいいなと」
児童たちは、授業を通して、担い手不足や漁獲量の減少など、漁業や食をめぐる課題の解決に向けて意見を出し合い、自ら考えて行動するきっかけにしていました。