新鮮な野菜を市場からオフィスへ直接届ける 福利厚生にフードロス削減にも一役
福井市の青果卸店が新鮮な野菜を市場から直接オフィスに届けるサービスが人気を集めています。規格外の野菜も扱い、社員の福利厚生に加えフードロス削減につなげようとしています。
配達員
「おはようございます 中身は大丈夫ですか」
青果の卸売を手がける福井市のマルミ青果では、市場に届いたばかりの新鮮な野菜や果物を、直接オフィスに届ける企業向けのサービス「オフィスdeマルシェ」を去年から提供しています。
利用客
「毎週利用している おいしい 新鮮なのでスーパーで買うよりも日持ちがする」
「野菜を注文しておけば、ほかの買い物も短い時間で終わるので良い」
マルミ青果 経営企画室 渡辺詩織 室長
「買い物の手間を減らせればというのと、会社の新しい福利厚生としてサービスを提案することで、長く働ける環境の後押しができたら」
購入する際はウェブサイトの専用ページで欲しい野菜を選ぶだけ。社員の福利厚生として企業が購入費用の一部を補助することもできます。
配送は週に2日。市場に届いてすぐ梱包するため、小売店に並ぶ商品と比べ日持ちするということです。さらに卸売だからこそ扱える掘り出し物も。
渡辺詩織 室長
「例えばこのニンジン 加工の段階や産地から来た時に、こういうキズとか割れてしまったものは規格外に含まれるので、お得な価格でフードロスにならないように提供している」
7月1日からはミニトマトや葉物野菜を使用した色鮮やかなサラダも新たに商品に加わり、ランチタイムのお供としても人気を集めています。
利用客
「野菜は全然足りていないと思う 家だとこれだけたくさんの野菜を切って用意するのは大変なので良いなと思う」
新鮮な野菜で従業員の健康づくりをサポートする。卸売業者が福利厚生の新たなスタイルを提案しています。