新しい年も粘り強くがんばって 大野市の菓子メーカーで正月用の餅作りが最盛期 コメなど価格高騰で値上げも
今年も残すところ10日あまり。大野市では雑煮などで食べられる正月用の餅作りが最盛期を迎えていて、コメの価格高騰などを受けて値上げしたということです。
菓子製造の吉村甘露堂では、大野産のもち米と地下水を使って雑煮や鏡餅などで使われる丸餅作りが最盛期を迎えています。
例年ですと気温が10度を下回る10月初めごろから作り始めますが、今年は気温が高かったため、およそ1か月遅い11月初めから作業を始めたということで、いまが最盛期です。
■吉村甘露堂 吉村文雄社長
「私たちの餅は粘りに粘る強い餅なので、また新しい年も粘ることができるように食べて過ごしてほしい」
今年は餅米の価格や燃料費、それに物流費の高騰を受けて、餅の価格を7パーセント値上げしたということです。
作業は12月27日まで続き、去年と同じ50万個が製造されます。◇午前8時 大野市木本