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母親が子どもを道連れに… 「心神喪失状態だった」と無罪主張 練炭自殺による殺人未遂事件 裁判員裁判の初公判

2024年6月11日 21:14
母親が子どもを道連れに… 「心神喪失状態だった」と無罪主張 練炭自殺による殺人未遂事件 裁判員裁判の初公判

おととし南越前町の自宅で、親子4人で練炭自殺を図り、子ども3人を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪に問われている女の裁判員裁判が11日、福井地裁で始まりました。弁護側は「心神喪失の状態で正常な判断ができなかった」として、無罪を主張しました。

この裁判はおととし1月、南越前町の無職の女=当時(38)=が自宅の寝室で練炭自殺を図り、未就学児を含む子ども3人を一酸化炭素中毒にして殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われているものです。

初公判で女は「当時の記憶はありませんが、間違いありません」と起訴内容を認めました。

弁護側は「女は夫から日常的に暴言を受け、うつ病を患っていて、当時心神喪失の状態で正常な判断ができなかった」として、無罪を主張しました。

一方で、検察側は3人の子どもに睡眠導入剤を飲ませたことや、寝室に粘着テープで目張りをするなど「被告人の行動には一貫性があり、責任能力がある」と主張しました。

裁判は責任能力の有無が争点となっていて、判決は6月26日に言い渡されます。

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