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新感覚!甘エビ“ご当地バーガー” 口当たりはとろとろ? 湊町三国の新名物に ヒントは「はんぺん」、漁師と飲食店がコラボ

2024年7月22日 18:58
新感覚!甘エビ“ご当地バーガー” 口当たりはとろとろ? 湊町三国の新名物に ヒントは「はんぺん」、漁師と飲食店がコラボ
新登場「三国港バーガー」

とろける甘さとぷりぷりの食感の甘エビ。福井が全国に誇る味覚のひとつですが、三国港で水揚げされる甘エビを使った新感覚のご当地バーガーが登場しました。

甘エビの水揚げ量で県内のおよそ7割を占める坂井市の三国港。沖合300キロあまりの漁場で獲れた甘エビを船内で急速冷凍して、新鮮な状態で出荷しています。市のふるさと納税の返礼品としても、人気ナンバーワンです。

三国港で水揚げナンバーワンを誇る共栄丸の船長・五島嘉文さん。以前から、もっと気軽に甘エビを味わってもらう方法がないかと、地元でハンバーガーショップを経営する赤土寛尚さんに相談していました。

■五島嘉文さん
「(甘エビは)ほとんど刺し身。刺し身だと翌日には食べられないので、揚げ物とかバーガーとか(を考えた)。エビの消費が少しでも増えたらなと。若い人が食べてくれたら裾野が広がるので」

赤土さんも牛肉のパティに代わる新たな食材を探していました。

■赤土寛尚さん
「円安でアメリカ産の牛肉の価格が高騰していて。安くおいしいものを提供できないかなと試行錯誤していた」

甘エビは火を入れると特有のぷりぷり感が失われてしまいます。そこで目を付けたのは、地元で長年愛されている老舗かまぼこ店のはんぺん。原料となるすり身を使ったエビカツを考案しました。

■赤土寛尚さん
「すり身は小さい時から当たり前のように食べていた。今の若い人たちは食べない」

漁師と地元の飲食店のコラボで生まれた、その名も「三国港バーガー」。特製のバンズで挟んだサクサクのカツとみずみずしいレタスにあわせるソースは2種類。爽やかな香りが食欲をそそる三国産バジルのジェノベーゼソースと、エビとはんぺんの甘みを引き立てるタルタルソースを用意しました。

■赤土寛尚さん
「揚げたてを食べてもらうとわかるけど、どちらかというとクリームみたいな、ぷりぷり感よりとろとろのイメージ」

地元で親しまれる味覚を、新感覚のご当地バーガーに。三国港の新たな魅力を発信します。

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