「竹がきれいになり気持ちがいい」竹垣作りの講座・福井農林高校で開催 造園業のやりがい伝える
福井農林高校(福井市)で若手庭師の育成につなげようと、竹垣作りの講座が開かれました。県造園業協同組合が開いたもので、生徒達が美しさをひき出すコツを学び、造園業への関心を高めていました。
講座では、縦横に丸竹を組みあわせ美しい四角形に仕上げる伝統技法「四ツ目垣」の作り方が教えられました。講師役の庭師が「擦ると汚れの黒いのが段々とれていく。結構力を入れて擦ってください」と指導すると、生徒たちは竹を懸命にたわしで磨いていました。
艶を出すため節まで丁寧に磨くことや、正面から見て美しい形にするため、竹の曲がり具合を計算しながら組み合わせることなど、ポイントを教わった生徒たち。「磨くのが意外と簡単じゃなかった。竹がキレイになっていくところを見てとても気持ちがよかった」と庭師の仕事のやりがいを感じていたようでした。