【郡山市ではメガソーラーの“不正工事”が発覚…県が中止を指示】土砂を適切に固めず盛り土造成など…工事は中断、復旧計画書の提出求める【福島県】
郡山市西部で進む大規模太陽光発電施設=メガソーラーの建設で不正工事が発覚した問題からお伝えします。県は、業者に対し、工事の中止指示を出していますが、住民からは今後の土砂災害などを心配する声も聞かれました。
■井上朔実 記者リポート
「郡山市逢瀬町です。問題のメガソーラーはほとんど完成間近だったということで、太陽光パネルが多数確認できます。」
不正が発覚したのは郡山市逢瀬町で4年前から進むメガソーラーの建設です。県によりますと、この現場では土砂を適切に固めずに盛り土を造成するなど不正工事が行われていました。5月、県に情報提供があり、事業者に確認したところ不正が発覚。県は5月24日付けで工事の中止指示を出し、現在工事は中断しています。メガソーラーの建設を巡っては先日、福島市の先達山でも建設現場近くから大量の泥水が流出するなど、各地で災害リスクの増加や景観の悪化が問題となっています。今回、郡山市で発覚したメガソーラーの建設を巡る不正工事について周辺の住民からはー
■周辺の住民インタ
「心配は心配だね。山が崩れないような仕組みでやってもらいたい。大雨降るとながれちまうからね。」
県は「直ちに土砂災害などのリスクはない」としていますが、事業者に対して復旧に向けた計画書を出すよう求めています。