「助かる」「やっぱりないと困る」待ってました!“新米”の出荷 福島・会津坂下町
厳しい夏の暑さを乗り越え、日差しをたっぷりと浴び、実りをつけた米どころ会津の「新米」の出荷が始まっています。心配だった猛暑の影響も少なく出来も良いそうです。米不足が叫ばれるなか、本格的な出荷を迎え、店頭に新米が並び始めています。
こちらは会津坂下町のJAの施設。厚みのある大きな袋がどーんっと山積みされているのは、収穫されたばかりの「ひとめぼれ」です。その量なんと3千780キロ!13日、品質の検査も行われ、粒の張りや光沢感もあり、すべてで最高ランクの「一等米」と判定されました。去年の米は記録的な猛暑の影響で粒が白く濁る高温障害が一部にみられましたが、ことしは暑さの影響が抑えられ、適切な水の管理を行ったことで平年並みに仕上がったということです。
■JA会津よつば 原 喜代志 代表理事組合長
「今年のお米の値段は作っている生産者の皆さんも笑顔になる価格で推移しそうだということなので、みんな笑顔で会津米を食べていただきたいと思う」
今回出荷された新米は、今月22日頃から県内のスーパーで販売されます。このごろは、「令和の米騒動」と言われるくらい深刻な米不足が叫ばれていますが、新米の出荷が徐々に始まったことで店ではというと。
■今野清楓 記者
「新米が続々と並び始め、今は安定して販売出来ているということです」
こちらの道の駅では先月末から新米の販売を始め、会津産3つの品種の米が並んでいます。販売当初は、すぐに売り切れてしまうほどでしたが、ことしは新しい品種の米も扱うようになり、今は常に米が店頭に並んでいるということです。
■新米を買ったお客さんは
「助かる」「やっぱりないと困る」「関東の方は買えない。スーパーで」
今後は、主力品種の「コシヒカリ」などの販売も始まるということです。