いわき市 駅前の大規模火災対策チームを11月末で解散・福島
2024年5月、JRいわき駅前で発生した大規模な火災についてです。
発生から26日で半年となるなか、いわき市は復旧のための対策チームを11月末で解散することを決めました。
復旧作業にも目途がたち、事業の再建に向けた動きが徐々に進んでいることの表れでもありますが、にぎわいを取り戻すには課題も残されています。
被災した現場には、25日も作業員が入り復旧作業が進められていました。
2025年5月、いわき市平田町で発生した大規模な火災。
市によりますと、全焼5棟を含む13の建物を焼いたほか、44の店が被害にあいました。
平田町はJRいわき駅前の目の前。
にぎわいの中心ともいえるこの場所は、火災直後からバリケードが敷かれがれきの山となってしまいました。
あれから半年。
市によりますと全焼、半焼した建物でがれきの撤去が進んでいるほか、年内にも建物を再建するなど復旧に向けた動きが進みつつあるといいます。
そこで市は、この火事による被災者対応にあたっていた「タスクフォース」と呼ばれる特別チームを11月末で解散すると発表しました。
特別チームの最大の使命である「がれきの撤去」に一定の目途がついたと市は、理由をあげています。
復旧に向けた動きが進む一方、課題も残されています。
いわき市平田町で飲食店を営む男性は「時間が経っている、処理が早くできない。コロナ禍の後、やっぱり落ち込んでいた、客が、こんな状態になってると余計こう、客の出入りがだめ…」
がれきの撤去といった復旧が進む一方で、店をいつから再開できるのか。
もとのにぎわいを取り戻せるのか…見通せていない部分も多く残ります。