県内は、大気の状態が非常に不安定で会津と中通りを中心に雨雲や雷雲が発達しています。喜多方市や猪苗代町などでは数年に一度程度しか降らないような短時間の大雨が降ったとされ、猪苗代町などには、避難指示も出ました。

湿った空気や上空の寒気などの影響で県内は活発な雨雲がわき、会津と中通りを中心に大雨となりました。

12時半の中テレ本社前では、先ほどから大粒の雨が降り出し、郡山市安積町では、雨の影響で道路が冠水し車が水しぶきを上げて走っています。

■歩いていた人は
「雷もなって怖いです。あんまり体験したことないです」

郡山市では、急な大雨となり、道路に水があふれました。

午後2時の郡山市内です。1時間ほど降り続くこの激しい雨によってこちらの道路は冠水し、車が立ち往生してしまっています。

郡山市島の国道4号では、道路が冠水し、車が立ち往生する事態に。警察と消防によりますと、運転していた男性1人にけがはなく、無事救出されたということです。

気象庁は、数年に一度程度しか降らないような短時間の大雨が降り、災害が発生する危険が迫っているとして北塩原村や磐梯町、それに喜多方市や猪苗代町に「記録的短時間大雨情報」を発表し、安全の確保を呼びかけました。

喜多方市では、事業所の中に、水が入り込み、従業員が水をかき出す作業におわれていました。土砂崩れも確認されていて、猪苗代町は、川上地区の25世帯48人に避難指示を出し、避難を呼びかけていましたが、午後6時に解除しました。

午後6時15分現在、喜多方市・磐梯町、北塩原村に土砂災害警戒情報が出されています。また、喜多方市は、午後5時半過ぎに、岩月町と熊倉町の一部に避難指示を出しました。対象は、313世帯841人です。