視覚障がい者の歩行を支援 福島県内でシステム運用開始 スマホのアプリを使い信号状況を音声で知らせる
視覚障がい者などが道路を安心して歩けるようにと、スマホのアプリを使って信号の状況を音声で知らせてくれる、システムの運用が県内で始まっています。
視覚障がい者が道を安全に歩けるように、道路には、点字ブロックや視覚障がい者用の信号機が設置されています。
それに加えて、より安全に、安心して道を歩けるようにと、県内で運用が始まったのは…。
スマートフォンに専用のアプリを入れることで、交差点の名前や信号の状況を音声と振動で知らせてくれるシステムです。
この「高度化PICS」は、今回、福島市や郡山市など、合わせて4つの市・11か所で運用がスタートします。
12月17日は、警察が視覚に障がいがある人を対象にシステムの体験会を開き、利用者の声に耳を傾けました。
■参加者は
「(音声・南北方向の赤がまもなく終了します)まもなくと言ってくれるの助かりますね」
■参加者は
「このアプリが使える場所が広がってくれるとすごく助かる」
県警は、今年度中に利用者から意見を集約して、今後の整備につなげる考えです。