福島市で初霜・初氷 寒さはリンゴにとっては恵み?
26日は多くのところで今季一番の寒さとなりました。
福島地方気象台は26日、福島市で初霜・初氷を観測したと発表しました。
こちらは、26日朝の郡山市です。
公園のベンチが…うっすらと白くなっていますよね。
指で触ってみると…これは「霜」。
郡山市でも場所によっては霜が降りたところがありましたが、福島地方気象台は26日、福島市でも初霜と初氷を観測したと発表しました。
どちらも平年より遅かったものの、2023年と同じタイミングでの観測ということです。
その福島市。26日の最低気温は「0.2度」でした。
福島市だけではなく県内多くのところで今季一番の寒さとなったんです。
街の人たちもマフラーを巻いたりダウンジャケットを着たりとすっかり冬の装いです。
ただ、この寒さ。
くだものにとっては「恵み」となっているようです。
福島市の果樹園で収穫の最盛期を迎えているのは、リンゴの主力品種「ふじ」です。
こちらでは50トンほどの「ふじ」を生産していますが、気温の高い日が続いたため例年より10日ほど遅れての収穫だといいます。
■あづま果樹園 吾妻正一 代表取締役
「朝晩の寒暖差が一番大事なのかなと思っていて、やっと収穫できるっていう時期に入った」
ここ数日で色づきも増してきたという「ふじ」。
2024年の出来はというと…
■あづま果樹園 吾妻正一 代表取締役
「出来に関してはすこぶるうまいです。蜜が入っていなくても歯ざわりや糖度の方は十分のっているので」
収穫は12月20日ごろまで続く予定です。