「今のところ火山性地震ではない」23日未明に檜枝岐村で震度5弱 福島地方気象台が会見
檜枝岐村では、21日から震度1以上の地震が続いていて、23日未明に震度5弱を観測しました。
21日午前2時49分ごろ、震度5弱を観測したのは檜枝岐村で、震度3が南会津町、只見町などでした。
会津が震源で深さは4キロ、マグニチュードは5.2と推定されます。この地震による津波はありません。
■檜枝岐村 橘 千春 総務課長
「突き上げる感じで3秒くらい揺れた。今回が初めての大きな地震でした」
檜枝岐村によりますと、公民館では網戸が落ち、エレベーターが非常停止しました。
また、村内にある民宿の風呂の設備が地震で故障したということです。
村内の積雪は、午前9時現在で1メートル20センチを超えていて、雪崩や落雪など二次被害にも警戒が必要です。
檜枝岐村では、21日朝から震度1から3の地震が断続的に起きていて、21日が8回、22日が6回、23日は11時半現在で震度5弱と4を含め、31回観測しています。
今回、檜枝岐村だけ震度が大きかったことについて、気象台は。
■福島地方気象台 大和田淳 地震津波防災官
「観測地点と発生場所が非常に近かったとそれが一番大きなこと。(震源が浅いことの関連は?)関連があると思う、近くて浅い。今のところ火山性地震ではないとみている」
気象台は、今回、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼び掛けています。