新型コロナウイルス感染症などの影響を受けた事業者向けの雇用調整助成金、約1600万円をだまし取った疑いで、二本松市の会社役員の男と、アルバイトの女性従業員が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは二本松市の繊維メーカー富樫縫製の会社役員、冨樫三由容疑者（76）とアルバイト従業員の遠藤里美容疑者（68）です。

警察によりますと、冨樫容疑者らは2022年8月ごろ、従業員を休業させたと虚偽の申請をして、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者向けの雇用調整助成金約1600万円をだまし取った疑いがもたれています。

警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、余罪があるとみて捜査しています。