外国人観光客が大興奮! 予想できない"ニッポンみやげ" ドンキで箱買い…"アレ"や"コレ"も?
日本を訪れる外国人の数が回復し、復活しているインバウンド需要。
海外から来た人たちは、どんなお土産を買っているのか。感動したモノから「なぜそれを?」と思わず聞きたくなるモノまで。news every.が全力取材しました。
20日、成田空港で出会ったのは、台湾から来た人。龍角散を10個買ったといいます。
ロシアから来た人が「これが何だかわからないけど家族のために買った」と言って見せてくれたのは、「チータラ」に「カルパス」。お酒を飲みながら食べると良いことを伝えると、「大人向けなんだね」と笑顔でした。
台湾から来た人
「日本の(ビタミン)Bが良いとみんな言うんです」
「(何で良いのか)私にはわかりません」
この台湾から来た人が、ほかにも好きなのが「日本のドラマ」。
台湾から来た人
「赤楚君が好きです(※俳優の赤楚衛二さん)」「ハズカシイ…」
厳しい暑さをしのぐ物も、立派なお土産です。
フランスから来た人が東京・浅草で見せてくれたのは、着物に扇子。そして「これも買ったわ。ハンディファン」。
フィリピンから来た人は、桜の柄の扇子を手に「すごく暑かったから、日本のこの季節は扇子が必須」と話していました。
外国人観光客にとっては、ディスカウントストアの商品もすべて"お土産"です。チョコレートのお菓子を箱買いする人や、「毎日食べたい」と杏仁豆腐を買っていくアメリカの人。杏仁豆腐は、“中国発祥”のデザートですが…。
ニッポン独自の“ハンコ文化”もお土産として注目されています。東京・品川区の「文福堂」をハンコ目当てに訪れたのは、3週間日本観光するというスウェーデン人のアミンさんご一家です。
このハンコ店では、海外の方の名前に漢字を当てて、ハンコにしているといいます。日本語ではない名前に、漢字…。娘のサラちゃんの名前は、漢字にするとどうなるのか。
文福堂印房の松崎文一店主が英語で「この漢字は若者の間でとても親しまれています」と示したのが、「紗」という漢字。そして、もう一文字は、アミンさんが「これにしよう彼女は複雑なのが好きだからね」と、「羅」の文字を選ぶと、当のサラちゃんは「ご満悦」の様子でした。
それぞれハンコを作ったアミンさんご一家。ちなみに、サラちゃんの「紗」と「羅」は、どちらもきれいな布を意味する漢字です。
アミンさん
「漢字の一文字一文字に意味があるので興味深いです」
「帰ったらみんなに見せびらかします。友達全員にね!」
日本ではデジタル化によって、需要が減っているハンコですが、この店では、今ではお客さんの半分以上が外国人だということです。
海外でお土産になるニッポンの文化や技術。アメリカから来た人は「日本の包丁が世界中で有名なことは知っています。このような包丁はアメリカにはないので興奮しています」と話しました。
フランスから来た人が買っていたのは「招き猫」が描かれた「のれん」でした。
フランスから来た人
「キッチン用です。キッチンにドアがないので」
「"いらっしゃいませキャット"です」
成田空港で出会ったのは、これからドイツに帰るという2人組。お土産を買いすぎて、カバンが閉まらなくなったといいます。「カバンを閉めるのを手伝う」と約束して、中を見せてもらうと……入っていたのは大量のフィギュアでした。
ドイツから来た人
「アニメのフィギュアをたくさん買ったので…」
「とってもかわいくて大好き」
スタッフもしっかり手伝いながら…なんとかカバンを閉めて、ドイツへと帰っていきました。
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今回、快く“ニッポン土産”を見せてくれた海外のみなさん、ありがとうございました!See you again!