大谷選手はどの球団へ…決め手は「環境」か FA選手との契約交渉“解禁” 【#みんなのギモン】
7日のギモンは「大谷選手 来季はどこへ?」です。
メジャーリーグでフリーエージェントになった選手との契約交渉が、日本時間7日午前7時に解禁となりました。
60代
「移籍した方がいいと思う、優勝させてあげたいから」
20代
「ヤンキースに行って、(昨シーズン ア・リーグMVPの)ジャッジ・大谷の並びを見るのが楽しみな気持ちもありつつ、大谷=エンゼルスという印象が強いのでエンゼルスがいいかなと」
70代
「29歳だからもっともっと頑張ってほしい、かわいいから大好き。すごく性格のいい、いい男の子よね」
◇10チームが争奪? 大型契約も…
◇大谷選手にとって決め手は
まずは「フリーエージェントって何?」というところから押さえていきます。
フリーエージェントとは略してFA(エフエー)ともいわれ、権利を獲得すればあらゆる球団と契約交渉ができるようになります。
権利を獲得するには、メジャーリーグでは1つのチームで6年間プレーすることなどが条件となっています。
大谷選手は2018年からメジャーリーグでプレーしてきて、今シーズンまで6年間エンゼルスに在籍してきたので、初めてFA権を獲得しました。
6年間の活躍を振り返ってみます。最初の年の2018年から二刀流で活躍し、アメリカン・リーグ「新人王」に輝きました。その後の2019年、2020年は手術やけがもあり、主に打者に専念。2021年は二刀流でフル稼働し、投手として9勝2敗、打者として46本塁打を打ち「ア・リーグMVP」になりました。そして昨シーズンからは投手として2年連続で二桁勝利。今シーズンは日本人選手として初の「ホームラン王」に輝きました。
ただ、シーズン後半に右肘を故障して2度目の手術を受けたばかりです。二刀流は再来年のシーズンからといわれているものの、この経歴をみると争奪戦になることは間違いないです。
最大の関心は、どの球団に行くかということです。
メジャーリーグの公式サイトは、移籍先の候補の10球団を掲載しました。
6年間所属した「エンゼルス」をはじめ、「ドジャース」、「ジャイアンツ」、吉田正尚選手のいる「レッドソックス」、鈴木誠也選手のいる「カブス」、千賀滉大選手のいる「メッツ」、「ヤンキース」、「マリナーズ」、今シーズン「ワールドチャンピオン」の「レンジャーズ」、菊池雄星選手のいる「ブルージェイズ」の10球団が候補に挙がっているといいます。
記者によると、有力候補の1つが「ドジャース」だといいます。本拠地が「エンゼルス」とも近いロサンゼルスで、2年連続地区優勝している名門チームです。「オーナーが早い時期から大谷と契約する“高い動機”を持っている」と報じられています。
メジャーリーグの公式サイトは、大谷選手は10年で5億ドル、日本円で約750億円という超大型契約の可能性があると報じています。ちなみに1か月で換算してみると、月給6億2500万円となります。
移籍先候補とされる10球団には入っていないですが、あの「ペッパーミル」で話題となりました、カージナルスのラーズ・ヌートバー選手は、先月に出演したトークイベントで大谷選手について「対戦するのは決して夢ではなく『悪夢』なので、チームメートとしてプレーしたい」と話しています。そして、大谷選手の移籍先について「カージナルスをもちろんおすすめするよ」と話していました。
7日、メジャーリーグジャーナリストのAKI猪瀬さんに話を聞くと、決め手は「環境」だといいます。それが「勝てるチーム」「二刀流を認めてくれるチーム」、さらに「西海岸のチーム」ではないかということです。理由は、本拠地が西海岸だと雨で中止になりにくいそうです。「大谷選手はルーティンを大切にしているので、西海岸ならルーティンが崩されにくいのでは」と指摘しています。ちなみに、10球団のうち西海岸にあるのは「エンゼルス」「ドジャース」「ジャイアンツ」「マリナーズ」になります。
その上でAKIさんは「エンゼルス残留が本命と思っている」といいます。アメリカでは、大谷選手は「勝てるチームでやりたいのでは」とささやかれていますが、AKIさんは「大谷選手はエンゼルスの仲間と勝ちたいという意味でいろいろ発言した」と分析しています。
おそらくエンゼルスと2~3年で短い契約を結び、二刀流に戻った後、改めてFAをするのではないかとのことでした。
◇
大谷選手がどの球団を選ぶのか注目です。本人が納得した上で再び私たちの前で素晴らしい活躍を見せてくれることが期待されています。
(2023年11月7日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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