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【台風10号】福岡と佐賀で11人ケガ 唐津市で最大瞬間風速43.5メートル 暴風・土砂災害・浸水・河川の増水や氾濫に厳重な警戒を

2024年8月29日 18:30
【台風10号】福岡と佐賀で11人ケガ 唐津市で最大瞬間風速43.5メートル 暴風・土砂災害・浸水・河川の増水や氾濫に厳重な警戒を
福岡と佐賀で計11人がケガ

ゆっくりと九州を縦断している台風10号は、福岡に30日未明にも最接近する見通しです。広い範囲で雨が降り続く見通しで、気象台は大雨災害などに厳重な警戒を呼びかけています。

台風10号は29日午後6時半の時点で、長崎県雲仙市付近を自転車くらいの速さで北へ進んでいます。

台風の影響で、佐賀県唐津市で最大瞬間風速43.5メートル、福岡県宗像市で26.0メートルを観測しました。

福岡と佐賀では風にあおられて転倒するなどして午後6時半の時点で、あわせて11人がケガをしています。

■福岡管区気象台の会見
「ずっと動きが遅くて、今夜9時でも西岸にあって、朝の9時でも九州を抜けていないという状況になっています。」

福岡・佐賀の多いところでは、29日夕方から30日夕方までの24時間で、300ミリの雨が降る見込みです。

28日の降り始めから29日午後4時までの雨量は、福岡県添田町で283.5ミリ、福岡市早良区脇山で227.5ミリとなっています。気象台は暴風や土砂災害、低い土地の浸水河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼びかけています。

福岡県は今回の台風で、久留米市や太宰府市など36の市と町に災害救助法を適用しました。これは各自治体に避難所の設営を促すためのもので、適用された自治体については、設営にかかる費用の一部または全額を県と国が負担します。

2年前の台風14号の際に福岡県で初めて適用され、今回の適用は2例目となります。

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