「脅され続け断れなかった」強盗致死の罪に問われている女 共謀を否定 検察側の被告人質問 福岡地裁小倉支部
知人の姉を死亡させ、通帳を奪ったとして強盗致死などの罪に問われている女の裁判です。事件当日に実行役の知人の女を送迎したとされる女は26日、「脅されて断れなかった」と共謀を否定しました。
岡村恵美被告は去年6月、福岡県水巻町の町営住宅で、知人の辻和美被告と共謀し、辻被告の姉・つぐみさんの首を圧迫して死亡させ、通帳を奪ったなどとして強盗致死などの罪に問われています。
岡村被告は現場におらず、事件に使われた道具の準備や、現場への送迎役をしていたとされていますが、これまでの裁判で辻被告との共謀を否定し、無罪を主張しています。
26日に行われた検察側の被告人質問で岡村被告は、辻被告を車で送迎した理由について「辻被告から脅され続け断れなかった」と話しました。
その一方で、岡村被告が辻被告に「バカ」などとメッセージを送っていたことについて問われると「メールで文句を言うことは許可されていた」と述べました。
判決は12月12日に言い渡されます。