【博多ストーカー殺人】女性の傷は体を貫通 包丁で少なくとも17回刺される 背中の傷は深さ19センチに達していた
2023年1月、福岡市のJR博多駅前で、元交際相手の女性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判です。18日の法廷で、女性が受けた傷は体を貫通するほど深かったことが明らかになりました。
住居不定・無職の寺内進被告(32)は2023年1月、福岡市のJR博多駅前で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、包丁で刺して殺害した罪に問われています。
裁判員裁判2日目の18日、証拠調べが行われ、刺されたことによる川野さんの傷の詳細が明らかにされました。
検察によりますと、川野さんは少なくとも17回刺され、背中の傷は深さ19センチに及び、体を貫通していたということです。
被告人質問では「川野さんを殺害したことをどう思うか」と問われ、寺内被告は「ショックと後悔と申し訳ないという気持ち」「あの時、包丁持っていかんかったらよかった」と、初めて後悔と被害者への謝罪の言葉を口にしました。
一方で弁護側が、事件当日、待ち伏せしたかについて問うと「していないです」と、改めてストーカー行為を否認しました。
判決は28日に言い渡される予定です。