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大雨被災の工房を支援 福岡市で伝統工芸品の販売会 小石原焼など6工房そろう

2023年11月8日 17:33
大雨被災の工房を支援 福岡市で伝統工芸品の販売会 小石原焼など6工房そろう
大雨被災の工房を支援 伝統工芸品の販売会

豪雨からまもなく4か月です。ことし7月の大雨で被害を受けた、伝統工芸品の工房を支援しようという販売会が11月8日から福岡市で始まりました。

8日から福岡市中央区のアクロス福岡にある『匠ギャラリー』で開かれている販売会には、福岡県東峰村の小石原焼と高取焼、福岡県広川町の久留米絣、あわせて6つの工房の作品がそろいました。

いずれの工房もことし7月の記録的な大雨で被害を受けていて、『匠ギャラリー』は復興支援につなげようと、無償で会場を提供しました。

■匠ギャラリー・戸嶋大斗さん
「被害に遭う前に制作された作品だったり、工房が復興した後、新たに作り始めた作品が並んでいます。今回をきっかけに小石原焼・高取焼・久留米絣を知っていただいて、愛着を持って使っていただければ。」

また、会場には工房がみずから撮影した被災当時の生々しい写真も展示されています。

このうちの一つが、東峰村小石原鼓にある小石原焼の工房・秀山窯です。『秀山ブルー』の名で親しまれる藍色が特徴の焼き物で、日本だけでなく、海外にも多くのファンがいます。

■秀山窯・里見武士さん
「最終的に水がこの辺りまでは上がってきていた。それで水位が下がって、泥がこの辺まで堆積していた状態です。」

ことし7月、大雨の影響で工房に大量の土砂が流れ込み、一時窯が使えなくなってしまいました。窯のメンテナンスをしたり、壊れたろくろを買い直すなど、復旧までには約2か月かかったといいます。

秀山窯は「支援していただけることは幸せなこと、たくさんの人に手に取ってほしい」と話しています。

今回作品が販売されている6つの工房の中には、まだ復旧が終わらず、制作を再開できないところもあるということです。

■福岡市(40代)
「大雨が多い地方だと思っていたので、こういうので助けになればいいと思います。」

販売会は11月20日まで開かれています。

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