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【西鉄バス】1日127人の運転手が足りない 33路線を減便・1路線を廃止へ 福岡地区は平日2.3%減

2025年2月28日 18:25
【西鉄バス】1日127人の運転手が足りない 33路線を減便・1路線を廃止へ 福岡地区は平日2.3%減

西鉄は28日、路線バスのダイヤ改正を発表しました。176の路線のうち、福岡地区を中心に34路線が減便や廃止となります。

通勤・通学を始め、人々の生活の足となっている西鉄路線バス。今回のダイヤ改正では、県内176路線のうち34路線が減便や廃止となります。

福岡地区では、3月15日に18路線が減便されます。このうち、都市高速を利用し野方から生松台などを経由して博多駅へ至る便や、香椎浜車庫から香椎浜海岸通りを経由して天神・大濠公園に至る便は、系統が廃止されます。福岡地区では平日が2.3%、土曜が3.0%、日曜・祝日が2.6%の減便となります。

北九州地区では、2月に入ってすでにダイヤが改正され、6路線が減便されました。また、久留米・佐賀・大牟田地区では4月1日から、平日のみ運行していた浮羽支線を廃止します。

今回の減便の主な要因について、西鉄は「慢性的な運転手不足」としています。

■西鉄・林田浩一社長
「バス乗務員の採用について、採用のペースは昨年の倍くらいできている。ただし、高年齢化が進んで定年を迎える方が多いので、全体として“落ち方”が緩やかになってきたという状況。」

西鉄によりますと、路線バスを運行する全地区合わせて、1日当たり127人の運転手が足りておらず、休日出勤などで対応しているといいます。今回のダイヤ改正で解消できる不足は58人分で、依然として69人分が足りていません。

■利用者
「バスがほとんどなので、かなり困ります。」
「(学校に)行くときは時間をちゃんと確認していますが、帰りは来たら乗る感じなので、それが難しくなりそうです。」
「会社の問題ならどうしようもないですが、どうにか減便は避けてもらいたいです。」

西鉄は路線バスを維持するため、引き続き運転手の確保に努めたいとしています。

最終更新日:2025年2月28日 18:25
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