挙式・披露宴ができない アルカディアが破産申請へ コロナ助成金不正受給で12億円の返還命令受ける 福岡
コロナ禍に国の雇用調整助成金を不正に受給したとして、10億円を超える返還命令を受けた福岡県久留米市の結婚式場運営会社が破産申請の準備に入ったことが分かりました。
破産申請の準備に入ったのは、福岡・佐賀で5つの結婚式場を運営する「アルカディア」です。
東京商工リサーチによりますと、負債総額はおよそ40億円に上り、アルカディアはホームページで「挙式・披露宴・宴会が全て実施できなくなりました」と発表しています。
アルカディアをめぐっては、2022年に新型コロナウイルスの影響で従業員を休ませた日数を大幅に水増して申請し、多額の国の雇用調整助成金をだまし取った疑いで、前の社長と現職の幹部4人が、2月に入り2度にわたって逮捕されました。
25日には、福岡労働局が不正受給を確認したとして、支給の取り消しと、違約金を含めおよそ12億円の返還を命じたと発表していました。
最終更新日:2025年2月26日 11:57