【騒然】「治療途中だったが出てきた」天神ツインビルのトイレでチラシに包まれ配線が見える不審物 爆発物処理班が回収 防犯カメラを確認中 福岡
福岡のオフィス街が一時、騒然となりました。20日午前、福岡市・天神のオフィスビルで不審物が見つかりました。ビルにいた人たちは避難し、警察の爆発物処理専門部隊が不審物を回収しました。
■鬼丸ゆりか記者
「福岡市役所そばの天神ツインビルで不審物との通報を受け現在、警察が中を調べている」
警察によりますと、20日午前9時ごろ、福岡市・天神の天神ツインビルで、清掃員の女性が、5階女子トイレの個室の棚の上に、配線がつながっている弁当箱のようなものがあるのを発見し管理会社に伝えました。
管理会社が警察に通報し、駆けつけた警察官が、チラシに包まれ配線が見える不審物を確認。ビルの4階、5階、6階の人を避難させたということです。
■ビルに入る歯科医院の院長
「スタッフと患者さんは退去するようにということで、治療中でしたが切り上げて、みんな出てきました。びっくりですよね。不安があるし。こんなこと初めてだからとまどっています。」
警察の爆発物処理専門部隊が出動し、午後0時半ごろ、専用の容器に入れた不審物を搬出しました。午後0時55分に回収が完了し、これから分析を行います。
警察は、爆発の恐れなど危険性がないか確認するとともに、ビルの防犯カメラの映像を調べています。
現場は福岡市役所そばの市の中心部です。
警察は、ビル北側の市役所から渡辺通に抜ける一方通行の道路を通行止めにしていましたが、午後1時に規制を解除しました。
ケガをした人はいませんでした。